初めて訪れる場所なのに、なぜかみんなに知られている……「将軍に会いに行け」それしか言われないので、話を聞く以外にない……そんな風に始まるクエスト「私の家族」ですが、これも「怨恨」にまっけず劣らず長いイベントです。(移動距離も長い)
1 パパは娘が心配です。
野営地の実質的な支配者?アランカ様の予言の人ヘンリー君。(長い紹介です)夫である将軍から依頼を受けます。

娘が行方不明になった、探してほしい・・・・・と。
パパは娘が森で行方不明で心配、という感じで始まるこの物語なのですが、この作品に出てくる人たちを信じてはいけません。嘘はついていないけど、いっていないことがあった、と言い訳するような人たちばかりです。
2 家庭内の事情は複雑なようです
まずは、いつもお世話になっている薬草師ボゼナの家に寄ります。将軍があの婆は何か隠しているとこぼしていたからです。
ボゼナに話を聞くと、将軍の話と何か違う。マリカちゃんに恋人? それも怪我をしていた? マリカちゃんは怯えていて、恋人と行方をくらました??
DVという単語が自分の頭をかすめました。家族を愛して心配しているからといわれても、会わせてはいけない人たちもいるのです。闇の深い家族だって……
3 アポロニアの岩場にはいつも泣かされます。
ボゼナの言葉をヒントにして、アポロニアに向かいます。何だって、あんな遠くに行くんだ?
あの岩場にはいい思い出がありません。足を踏み外したり、盗賊に殺されたり、見通しのきかない場所は怖いのです。それに、捜索範囲が広すぎる…キングダムカムデリバランスの登場人物は親切に場所を教えてくれるのですが、いつもオカメは道に迷ってしまうのです。特にアポロニア、同じような光景でどこを移動しているのかすぐわからなくなります。まっすぐ進んでいたはずなのになぜかマップの端まで行っていました。おかしいな。

岩場をうろうろとしてようやく手掛かりを発見。血だまりとか、血に染まった手の跡とか、わかりやすいヒントでした。今作、だいぶ親切になっています。
4 やはり、過激な家族でした
マリカちゃんは恋人のボフシェと一緒に岩の洞窟に身を潜めていました。ボフシェ君はマリカちゃんのお兄さんに刺された? 村の人たちにマリカとの結婚を断られたから? なかなかに過激な家族です。それに将軍、息子たちのことは何一つ話していませんでした。

マリカちゃんはそんな激しい兄たちのいる野営地に帰るのを嫌がっています。もし戻るのなら、命の保証になる将軍の魔法のお守りが欲しいと……
ここで、ボフシェ君の治療の話が入ります。自分はマリーゴールドの薬を作って持っていたので、それを渡してあっさり終わりました。そうでなければ、アランカさんのところに戻って話を聞いて薬草を持って帰らなければなりません。ひと手間かかりますね。
5 娘ではなく息子のほうが心配です
野営地で将軍を問い詰めるヘンリー君。実はお兄さんたちがセミンの村人といさかいを起こして、一人は殺され、もう一人はどこかに監禁されているという話を聞きます。今度は娘ではなく、息子を救い出してほしいと。

最初から、その話をしろ。ただ、そんな話を最初に聞かされた日にはドン引きして、断っていたかもしれません。やばい一家です。とはいえ、ここまでかかわったわけだし、仕方ない。セミンの村へ渋々出向くことに。
さて、セミンの村の人たちは遊牧民に対してかなり怒っています。特にボフシェ君のお母さん。息子はたぶらかされた挙句に、刺されたということで嘆いています。ヘンリー君は遊牧民側の立場から動いているのであまり感じられませんが、現実にティボルやゲーザのような人がいたら怖いです。妹を振ったな、といって刃物を持って乗り込んでくるんですよ。セミンの村の人でなくても、あの人たち怖い……と思うでしょう。(もっとも村人も似たようなひどさです。正当防衛?とはいえ、大勢で凹して、さらしている時点で、もう……)
ところで、オカメは最初、ボフシェをさした件でお兄さんが捕まったと思っていました。よく話を聞くと、別件でした。一度ボフシェを刺して、そのあともう一度傷害事件を起こしていました。これは弁解できないかも。
とにかく、救出です。お兄さんのティボル君の監禁場所は馬具職人の納屋です。店の使用人に話を聞いたら、すぐに鍵の位置を教えてくれます。遊牧民も大概だが、村人も怖いです。笑顔で身代金要求するつもり、とか。監禁しておいてこれですよ。ほとんどやくざの抗争ですね。
6 人も怖いですが、森も怖いです。
さて、納屋に行ってティボル君を解放しましょう。私人宅扱いですが、鍵を開けてさっさと逃げれば問題ないレベルです。鍵がなくても、裏窓から侵入できます。泥棒に入ってくださいと言わんばかりの家の造りです。場所さえわかれば解放は楽勝です。

むしろ、オカメが迷ったのはそのあと。もう一人の死んでしまったお兄さん、ゲーザ君の遺体を樵のキャンプから墓地予定の場所に運ぶ時でした。キングダムカムの森は、本当に方向が狂います。まっすぐ目的地に向かっているつもりで、無茶苦茶変なところに行っていました。なめるとえらい目にあいます。マーカー必須です。

しかし、です。ちゃんと息子を取り戻したし、埋葬もした。だから、お守りをください……といって素直に応じる将軍ではありませんでした。なんだかんだ、いちゃもんをつけて、お守りを渡してくれません。それどころか、マリカちゃんのところから遊牧民の身分を保証する書状を取り返してくるようにと言います。
7 三番勝負に懸けましょう
らちが明かない将軍のことをアランカさんに相談すると、将軍と賭けをするようにとアドバイスをしてくれます。将軍は賭けが大好きで、挑まれると乗らずにはいられない悪い癖があるのだとか。素晴らしい助言をありがとう。困った時にはアランカさん頼みです。将軍が何か言ってきたら、すぐに奥さんに相談する。これが一番いいと思います。
さて、アランカさんの読み通り、将軍は賭けに乗ってきました。ヘンリー君も賭けの対象である書状をマリカちゃんから取り戻しにまたまたアポロニアへ。隠していた書状を見つけて、また、遊牧民の野営地に逆戻りです。ファストトラベルができるとはいえ行ったり来たりが激しいです。
そして、肝心の賭けの内容は、
・馬レース
・素手の戦い
どちらも助け出した将軍の息子ティボルが相手です。
8 レースにはどうやっても勝てませんでした。
馬レース……オカメは苦手です。道を間違えたり、藪に突っ込んだり、前作でもものすごく苦労しました。前作では馬に乗ってスカリッツから逃げるという例のシーンでゲームそのものを挫折しかけたくらいです。
しかたない。ぺブルスを覚醒させてくるか。今回の初期馬ぺブルスさん(実は牝馬だったことを後で知りました)は一味違います。35キロ乗るとレベルアップして、スーパーホースになるのです。ぺブルスを覚醒させて、アランカさん特性の薬を使えば、きっと勝てる。

という気構えでレースの望みました。そして、無事一位でゴール……ゴール????
あれれ、なんでティボルが勝ったことになっているの? 圧倒的に遅れてゴールしたはずのティボルが勝ったことになっています。
おかしいな。馬に薬を盛ったから正義神の鉄槌が降りたかな?
もう一度、ロードしてやっても……やはり勝てません。
なんなんでしょう。明らかにこちらのほうが早くゴールしているのに、なぜ負ける?
道を間違えている? それとも、バグ?(道を思い切り間違えていました。あの説明ではわからないよ。絶対)
9 神に祈りましょう。(ロードは偉大です)
まぁ、いいや。二戦目です。これは素手での戦いですね。
これも神の権能(ロード)を駆使して勝ちました。こういう戦いは本当に苦手です。

そして、第三戦。何とダイス勝負です。うーむ。
賭け好きの将軍、とんでもないものを選んできました。完全に運頼みですね。
アランカさんに相談すると、アランカさん特性のダイスをくれました。あれが、なにになるかもしれない、不吉なダイスです。これを使うとヘンリー君の恋愛判定にマイナスが入るとか、そんな呪いでもかかっているのでしょうか。
すまない。ヘンリー君。現実世界にはその呪いは関係ないので、アランカさんのダイスを使ってみました。どうやら、1や5が出やすいダイスみたいです。普通に便利じゃないか。これ。
これに勝つと大団円。
ゲーザは戻ってこないけれど、再び家族は一つになった。なかなかいい終わり方でした。

キングダムカム・デリバランスII/PS5/ELJM30464/【CEROレーティング「Z」(18歳以上のみ対象)】
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