アイ アム レジェンドを見てみた。

ゲーム

1 出かけられないときは映画でも見よう

休日に映画を見ました。本当はアウトブレイクも見たのだけれど、このご時世、危ない内容なので、同じアウトブレイク物でもマイルド?なアイアムレジェンドのほうを。アウトブレイク後の世界だから、許されるよね。

見たのは劇場公開版ではなく、別エンディング版です。

2 アウトブレイクとゾンビ(吸血鬼)はどうしてこんなに相性がいいのでしょうか?

クリピン・ウィルスという人をダークシーカー(ゾンビ??吸血鬼??)に変えるウィルスが大流行して5年、主人公ロバートはNYにただ一人生き残った人間として暮らしていた。生存者を探しつつ、ウィルスのワクチンや治療薬の研究をする毎日。

一緒にいるのは犬だけだ。

ある日一人のダークシーカーを捕まえて臨床実験をし始めたことで、ダークシーカーのボスに狙われるようになる。

シーカーたちに追われるようになり、犬も死んでしまい孤独になったロバートはウィルスからも生き残り、なおかつ、ダークシーカー化していないアナという女性とイーサンという少年と出会う。

しかし、そこにダークシーカーが乗り込んできて……

というのがまぁ大まかなあらすじです。

中国初の新型ウィルスが大流行して、これからえらいことになりそうな感じですけれど、そんなときにこんな映画を見るのはどうかとも思ったのですが、ついつい見てしまいました。

こういう映画はハラハラドキドキ、アクションもいっぱいの怖い映画という偏見があったのです。ウィルス、ゾンビ、アンブレラ社(政府の陰謀)。三点セットですね。

3 ホラーアクションものと思っていたら、意外にドンパチがありません

でも、この映画はそちらの成分はずいぶん大人しめ。ゾンビに襲われて、ギャーというシーンが多いのかと思っていたのですが、いや、もちろん爆発とか銃を撃ちまくるとかというシーンは多いけれど、主人公の孤独が感じられる映画でした。

犬とのシーンは泣けるよ。やはり犬はいいよ。犬。人類の友です。(飼ってはいないけれど)

結末も、なかなかにいいものでした。破棄された結末とは思えません。ロバートの家に乗り込んできたダークシーカーボスは、被験者であるダークシーカーを探しに来ていたのです。彼らが知能もあり、感情もあることを知ったロバートは被験者を開放します。

ダークシーカーを人として見ていなかったロバートが初めて相手が人であることを認めるというなかなかに感動的な幕切れでした。

なんで、これを大爆破シーンに切り替えたのか? スクリーンテストで評判が悪かったからということですが、こちらのラストのほうが余韻が残っていいと思うのだけれど。ちゃんと伏線も回収されているしね。

このくらい、苦くもなんともないいいラストだと思うのです。でも、アメリカの観衆はこれをお好みではなかったみたいです。爆破で死亡のほうがよほどバッドエンドだと思うのだけれど、感覚が違うのかな? やはり主人公はヒーローでなければいけないのかな? これだと、実はいいと思ってやっていたことが……みたいなところがあるのがいけないのでしょうか?

ゾンビ・ウィルスコンビネーションの先入観で、観客の思っていた映画とは違っていたからかな?

二つのエンディング、合わせてみると面白いと思います。

コメント

error: Content is protected !!