オーサムアドベンチャーオブキャプテンスピリットをやってみた

１　無料でちょっこりできるアドベンチャー（続編かつ前編ものです）

このまえやったゲームの続編　Life is Strange 2　の前編に当たるらしいこの作品。ついに日本語訳が付きました。もともと無料公開されていたのですけれど、例によって例のごとく英語しかなくて、何を言っているのかさっぱりな中でゲームを進めていました。

本当に文字数が多いゲームは日本語訳必須です。なにしろ、こちらの英語の理解力はこのゲームの主人公以下。たぶんアメリカンな成績表をもらったらD評価が付いてしまうでしょう。

太っ腹なことに無料なこのゲーム、舞台はとある田舎町の一軒家。この家の中だけで物語が進みます。この家に住む７，８歳の男の子クリスが主人公です。クリスマスを控えた寒い季節、淡々とこの男の子の日常を体験する、そんなゲームです。

日常なので、超常パワーは出てきません。客観的には。

しかし、実はクリスはキャプテンスピリット。超常パワーで宇宙の平和を守らなければいけません。

キャプテンスピリットには様々な今日やることがあります。

衣装を整えたり、敵を倒したり、ヒーローとしての日常は忙しいです。

時々超常パワーでテレビをつけたり、飛行機を浮かしたり、暖炉の火をつけたり。

子供の想像力はすごいですね。想像の世界では無敵です。

しかし、ここはイヤーな選択をさせまくったLife is strange の続編です。

楽しい子供の空想ごっこを楽しいままにさせてくれません。

客観的に見ると、クリスの境遇は大変です。

いろいろなアイテムを漁っていくうちにわかるのですが、パパは失業中。それもアル中です。いろいろな書類や手紙、アイテムが現実のクリスの危うい状況をほのめかしています。

かつてはバスケットボールの選手として活躍していたお父さん、今はアルコールに逃避してしまっています。そして、どうもクリスに暴力をふるっているようです。直接的な暴力表現はありませんけれど、状況的に。……世界が暗いです。

おじいちゃんからの孫を心配する手紙、家賃滞納の手紙、クリスは子供だから、ものすごく深刻な内容のものを見てもふーんで終わってしまいます。でも、大人が見るといろいろわかってつらい。英語表示のときもうすうす感じていますが、日本語訳になるとかなりシビアな内容だったりします。

お子様レベルの理解力で楽しいという点では英語版のほうがいいかもしれません。薄っぺらい理解になってしまいますけれどね。

謎解きというか、今日やるすごいことリストを埋めるのはいろいろな場所を丁寧に回っていれば何とかなります。ただ一つ、お父さんの携帯電話の暗号……

これは解けませんでした。攻略サイトに頼りました。ありがとう、教えてくれた人。

番号は42983294です。

解き方？　そんなものは知らん。解けるか、こんなもの！！！！！

電話番号とか誕生日とかそのあたりの数字を入れるだけ無駄でした。

別に今日やることリストを全部埋めなくても話は終わるみたいです。ただ、ついついやりたくなってしまう。こんな短編アドベンチャーなのにね。

３月に日本語版発売予定のlife is strange2、楽しみです。やはりアドベンチャーは会話や文字量が多いので、日本語が……ほしい。

最後に出てきた二人が２の主人公のようです。