閃光のハサウェイ第一部を見に行った(微ネタバレ)

日記

1 線香のハサウェイ……

 最初に断りを入れておきます。線香のハサウェイ、原作既読で見に行きました。原作を読んだのは、まだアニメ化の話が出てくる前です。なので、どういう展開になるかは大体覚えていました。まさか、アニメ化されるとは思っていませんでした。こんなもん、アニメにして誰が見に行くんだ。とおもいつつ、見に行きました。業が深いですね。

 そして、線香のハサウェイ、誤字じゃないです。某ガ〇オ〇実況プレイヤー様がこれを使っていて、スバラシイセンスだと思ったので使わせていただきます。もう、この作品にぴったりの題名です。(いつも、見ています。楽しんでいます。ありがとう)

 これが三部作でなくて、最後まで映像化されたというのなら絶対見に行きませんでした。そのくらい原作にはトラウマを持っています。最後に、ネタバレ、この作品に対する思いを吐き出させていただきます。ネタバレ注意

コロナで延期されたのも、きっとハサウェイの呪いなのです。第二部、第三部も呪いで完成しないに違いない。

公式の宣伝。このクオリティで最後まで映像化。

2 閃光のハサウェイ 第一部の感想

 それでは、一部の感想を。最初の二部だけなら、閃光のハサウェイと書いても大丈夫そうです。

 ガンダム映画としては珍しく稼いでいると報道されていました。それが分かるような気がします。

 一言でいうなら、ものすごく丁寧に作られた素晴らしいアニメでした。

 アニメもドラマとして見る傾向が強いので、普段は絵のクオリティとか気にしないのですけれど、これは素直に相当頑張ったアニメだと思います。

 絵と音楽はここまでやるんだというレベルでした。スタッフの方々の才能とガンダムに対する愛を感じられる素晴らしい作画でした。

 冒頭から違和感なく宇宙船の豪華ラウンジが表現され、まるで「2001年宇宙の旅」の宇宙船内部の映像を見ているかのよう。考証とかよくわかりませんけれど、見る人が見るとすごいみたいです。細かいところで、宇宙だとわかるようになっているのだそうです。盛り上がる音楽と表れるメカ。かっこいい。

 大きな絵もすばらしいのですが、小さいところまで計算されています。美少女ギギの瞳の奥が虹色に光るところ、イヤリングのなる音、ふわりとした髪のなびき方、それからグラスの中の氷がカタリと音を立てる場面。本当に細かい所作が丁寧で、驚きました。もっと細かく見ていたらいろいろわかるところがあるのかもしれません。きっと、そういうのが好きな人はすぐにDVDを買って帰ったのではないかな?

 脚本はかなり原作に忠実だったのではないでしょうか? 原作を一読して、そのまま見直していない自分がいうのはなんですが、ギギとハサウェイの会話、ああ、こんな感じだったなと。飛びまくっているのになんだか会話が成立しているあの不思議な感覚を思い出しました。

 それでいて、ギリギリのところでキャラクターが修正されていて、わかりやすくなっているのかな? 昔の印象だと、ギギという少女は支離滅裂な女でした。コイツワケワカラン、という女性。美人でもお知り合いにはなりたくないタイプでした。それが、許容範囲に何とか収まっているような感じが。あいかわらず、矛盾した属性を同時に持っているんですけれどね。ハサウェイをマフティーと見抜く鋭さと(ニュータイプ??)肝心なところを察するところができない鈍感さ、二人の男をもてあそぶ悪女の側面と無垢な何も知らない幼女のような無邪気さと。ガンダムってこういう女の子、多いですよね。冨野監督の好みなのかな? 

 ハサウェイも、どうしちゃったの?お父さんが泣くよ、というぶっ飛んだゆがみの部分がもうちょっと深堀されていました。少しは共感できる人間像になっていたかな? ベルトーチカ・チルドレンの前提があってハサウェイの闇があると思っていました。だから、逆シャアでうまくつながるかと心配していたのですが、これならふんわりうまく説明できそう。

 戦闘シーンはすごかったです。市街戦というのが、どれほど人に迷惑をかけるものなのか、モビルスーツという兵器がいかに罪作りな兵器なのか、外から見るとものすごくきれいな絵で描かれていて、おお、という感じでした。これを見るだけでも大スクリーン、よかったですね。映画館での音響と大迫力の画面と。たぶん、うちの小さなテレビではこの迫力は再現できないかな。

 後半のモビルスーツを高層で受け取って、降りてきてからの戦闘。ここも素晴らしかったですね。緊張感あふれる戦いで、気分はジェットコースターに乗っている感じです。原作ではたいした戦闘ではなかったような、こんなに長かったかな?(うろ覚え)

 全体的に見れば連邦軍のクソさ加減もばっちり。マフティーたちのお花畑もはっきり。中で運転手が言っていたように、しょせんインテリの活動ですよね。クルーたちはみんな若くて、純粋で。彼らに金を出している腹黒い人たちは誰よと考えてしまいます。

音楽もかっこいい。これだけでリピートできる。ダークな歌詞もよく作品にあっています。

3 結末の微ネタバレ

 第一部はそんなわけでとても楽しめました。

 これほどのいいものだったら、興行的に成功するでしょう。
 おまけも豪華でしたから。フィルムのことです。もらったのはよくわからない女が映っているフィルムでした。これ、誰?でした。外れだったのか。それとも、陰のヒロインなのか? 他のも欲しい、もう一度、見てくるか、そんなことを考えてしまいました。1900円もするガチャですね。シャアの演説シーンとか、欲しかったなぁ。DVDを狙って、転売ヤーも出現したみたいです。彼らも売り上げの後押しをしてくれたのでしょう。

 これだけのクオリティに仕上げた製作者さんたちにとっては売れたことはとてもよかったと思います。

 でも、この作品、映像化してほしくなかったんだよねぇ。個人的に。

 だって終わり方が、超鬱。トラウマ級。情報の出回っている今なら、精神的な防御ができるけれど、初見であれにあたった者の気持ちを考えてほしい。

 何が許せないって、ブライトさんの扱いがひどいこと。

 あれはないと思います。ハサウェイは自業自得のところがあるから、まぁいいけど、ブライトさん……あれは泣く。

 すべてがおわったあとで知るというのはあまりにも酷。もう、精神的に病むか、闇落ちする姿しか見えてこない。

 ガンダムにかかわった人はみんな不幸になる法則から唯一逃れていたように見える人だったのに。(トミノ)ガンダムの呪いは一般人(ニュータイプではない)にも発動するということでしょうか。みんな不幸になってしまえ、という黒い怨念を感じます。逆襲のシャアを映像化する過程で何があったのかは知らないけれど、その恨みつらみを登場人物にぶつけるのはやめてほしかった。

 たぶん、終わり方も変えないだろうね。人によってはぜひあれで、という人もいるだろうからなぁ。

 付け足すとしたら、マフティー死なず、みたいな演出を最後に入れるくらいかなぁ。

 ブライトさん(´;ω;`)ウゥゥ ミライさん(´;ω;`)ウゥゥ この親不孝者!!!

 今回興行的に成功したので、たぶん、第二部、第三部にも予算が付くと思うのだけど、見たくないなぁ。ブライトさんの呪いが発動して、永遠に未完成にならないかなぁ。

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