A Plague Tale Requiemをやってみた

ゲーム

1 ネズミーランド再び

というわけで戻ってきました。ネズミーランド。(悪)夢の世界へようこそ。

今年になって日本語化、プラス、セールということでようやく手に入れました。

前作、面白かったので、今作も期待していました。ようやくプレイできたよ。

それで……

ほぼ同時に購入した超大作ゲームそっちのけでクリアしました。あっちは……何のゲームだったかな?

前作はもっと歴史ものと思っていたのに、ファンタジーだったからちょっとがっかりしました。それに自力でクリアできなかったので、80点くらい?

今作は最初からダークファンタジーと思っていたから思い込み補正のダメージもなし。オカメ的には文句なしの傑作。つまりもろ好みでした。 素晴らしいゲームを作ってくれてありがとう。製作者の皆さん

2 何がよかったって、ストーリーとキャラクター

ストーリーは前作の数か月後という設定です。ほとんど変わりない前作のキャラクターたち。主人公のアミシアちゃんとユーゴーの姉弟とお母さん、それにルカ君。みんな、元気だったかな?

前作では幼いユーゴーのわがままにいらいらすることはあったけれど、そこは試練を経て成長したのか、今作ではそんなに気になりません。それよりもシスコンとブラコンというベストマッチのカップル、余人の入る余地はありませんよ。二人のきずなが素晴らしい。

そんな二人(とその他)に降りかかる再びの試練。

こうなったらいやだな、と思う予感を必ず実現させる悪夢のシナリオです。死亡フラグ、破壊フラグ、大体当たります。

そういうシナリオがツボな人には超お勧めです。

本来のオカメの好みは、ほのぼのハッピーエンドなのですが、どうせダークにするのならこのくらいシビアな世界のほうがいいです。やるならとことんやれ。

誤解されそうなので強調しておきますけれど、そもそもこの物語の主題は姉弟愛だから。家族愛だから。愛ですよ。愛。

登場人物の一人がいっていたかな? 愛と平和な世界を目指す物語なのです。ラブアンドピース!!

あ、ライフ アンド ピースだったみたいです。いいよね。この人、ラブ、ラブって連呼していたし。

シビアな状況の中で信頼と愛を確かめる。美しいではないですか。

3 映像が美しい

風景が本当にきれいです。生々しさがあります。きちんと現地を取材して、時代考証などもしっかりとしていますね。田園風景や、町や村。海岸線。海。建物一つとっても、現代のものとは異なる空気を感じます。

例えば、露店。お祭りの風景。

静止画だとわかりにくいですが、演奏と踊りの光景です。当時の人たち、こんな踊りをしていたのでしょうか?

料理の数々。

上流階級のお料理。果物とか多めみたいです。

当時の人たちはこういう生活をしていたのかもしれないと思わせるリアル感を醸し出しています。

普通の住宅地とスラム。

こちらはちゃんと煉瓦でできた家。アーチがとてもきれいです。
スラム街はボロボロ。屋根に穴が開いています。窓ガラスもないです。

それから、廃墟や遺跡

再序盤に出てくるお城の後。なにがあったのでしょう?想像が膨らみます。

もちろん、ネズミー達の気持ち悪さも健在です。中の登場人物たちもみんなネズミ嫌い、っていってますけれど、これは嫌だよね。一匹でも嫌なのにこんなにたくさん。

ネズミー、数が増しています。増えすぎだろう。狂暴さも相変わらずです。

4 無敵モード ありがとう

さて、ここが一番の押しポイントだと思います。

アクションゲーム嫌いでもクリアできる公式裏モード、それが無敵モード。

これ、神モードです。文字通り、ぽちっとすれば対人戦ノーダメージなのです。

このモードでいる間には鎧を着たおじ様たちに囲まれても怖くない。余裕で堂々と歩いていけます。

親切な警告が。迷わず続行を押しました。いつでも切り替え可能です

普通にアクションゲームを楽しむ方々には全く必要ないモードでしょう。

でも、オカメみたいなド下手にはまさに神の手。ありがとう、開発者さんたち。

前作のように、アクション好きにヘルプを頼まなくても、自力でクリアできましたよ。最後まで行きたいけど、すすめない。そんな状況を打開する素晴らしい仕様でした。(もう最後は頼りっきりです)

とはいえ、無敵なのは対人戦だけ。ネズミ相手には無力です。対人でも火をつけられたら普通に燃えます。両手を超える数、ネズミーにやられました。無念。

今回はプレイスタイルによってスキルの強化が変わるシステムになっています。コソコソして人を殺さなければステルススキルが、敵は殲滅スタイルを取れば攻撃スキルが、中途半端に殺していれば錬金術のスキルが上がるようになっているようです。

すべてを殺して悠々と脱出するもよし、不殺(イベントでは殺す)の決意で進むもよし。中のルートもいろいろ選べて、好みで進めます。前作よりも攻略の幅が広がっていると感じました。難易度がストーリモードだと強引に駆け抜ける手も使えます。ハードモードだと難しいのかな? 

ちなみに一周したオカメのスキル数値はこれ。適度にコソコソ、適度に錬金、適度に殲滅でしょうか?

というわけで、美しい映像が好きで、多少のグロ(とネズミ)に耐性があって、悪夢のシナリオどんと来いと胸を張っていえる方にはお勧めゲームです。アクションの腕は問いません。

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