巣ごもり生活で動画を見てみた

日記

暇つぶしはアマゾンプライム一択かと思っていた巣ごもり生活ですが、なんといつも公開していない舞台をフリーで公開してくれている劇団が多数あることを発見。期間限定ということですが、どこもかしこも豪華なラインナップで過去の上映作を公開です。

素晴らしい。ビバ、巣ごもり生活。時間がいくらあっても見切れないよ。

1 国立劇場 歌舞伎

国立劇場のURLを張り付けることができませんでした。その代わりに……

下のURLが国立劇場のURLです。

- YouTube
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歌舞伎座の公演です。

観客いません。無観客です。日本の国立劇場が公開してくれています。

義経千本桜という演目です。

日本人なのに歌舞伎を知らない人なのですけれど、この機会に鑑賞しました。義経モノとは言いながら、あらすじを見るととてもファンタジーな内容です。様式美といえば聞こえはいいですけれど、中身が歴史考証とか皆無のような……魔改造されています。ほとんど転生した別次元。すでに江戸時代から日本にはラノベもどきがあって、流行っていた模様です。今のラノベ隆盛は、DNAレベルで刻まれた記憶ですね。きっと。

2 ナショナルシアタ―ライブ

英語話者の人、いいな。

うわーん。大都会でしか公開されていなかったナショナルシアタ―ライブが一部だけとはいえ公開。お願い。期間限定でいいから、時間指定でいいから、お金も払うから、異国の片田舎からでも鑑賞できるようにしてほしい。

毎年、ぎりぎりと悔しい思いをしている田舎者がいるんだよ。頼むよ。ナショナルシアタ―。

リーマントリロジー、見たかった。

3 グローブシアター

わーい、シェイクスピアだ。セリフが全然わからなくて、さっぱりわからない現代ものとちがって、筋書きとセリフがそっくり同じものなので、内容さえ知っていればある程度理解できるのが古典芸能の強み。(笑いのツボは不明)

これも限定公開。今、公開されているのはハムレットですが、主要人物の性別が入れ替わっているのが楽しい。とっても小さいレアティーズと無茶苦茶背の高いオフィーリア、笑ってしまいました。

女優さんの演じるハムレットもとても素敵。昨今のジェンダ―フリーの演出なのでしょうか。繊細なハムレットの役柄は女性が演じるほうが違和感ないかも、と感じてしまいました。男装の麗人、いいなぁ。こういう女の子(というか男の子)のキャラは大好きです。

3 バレエ バレエ バレエ

たくさんのバレエ団が、公開しています。公開されすぎてて、あまりにも豪華な内容で、どこをみていいのか。バレエといえば、漫画で読んでいるくらいで偏った知識しかないのですけれど、キラキラした舞台装置は見ていて楽しいです。その一方で、これはなんやねん、という前衛的な舞台もあります。全身白タイツ……うん。なんだろう。

シンデレラです。
ピーターと狼
残念。全幕の公開は終わっているようです。抜粋の映像を見つけました。
雰囲気は伝わるかと。

「若者と死」というある意味、現実にリンクしている出し物。この場合は失恋死なのだけれど、漂う死の気配が時代の空気を予言している感じ。熊川さん、おいくつの時の録画なのでしょうか。若々しい肉と筋肉が退廃的な踊りでより強調されています。

最後の首吊りシーン、本当にしまってしまわないかちょっとドキドキしてしまいました。どうやっているのだろう。米花町の殺人事件簿ネタにされないか心配です。もう、某財閥のお嬢様と探偵の娘が小学生を連れてバレエ鑑賞に行くという冒頭が目に浮かんでしまいました。

セリフがなくてもわかるのがバレエの強み。これは限定公開ではないようですが、素晴らしかったので。

ダンサーの演技が演劇を見ているかのよう。主役の二人のダンスもですけれど、脇役の方々もきちんと芝居をしていてわかりやすいです。パリスがナルシスティックに鏡を見るところとか(こんなやつとは結婚したくねぇ)、母ちゃんが怒り狂うところとか。でも、幕が閉じるとにこやかな顔をして観客に挨拶をするんだよね。ギャップが、すごいです。

4 これからもインターネットの配信がつづいてほしい

これから、この災害が過ぎてもこうやって全世界に芸術を公開する潮流が続けばいいと思います。

ただで出せとは言いません。お金を払ってでも見たい舞台はあります。ただ、飛行機代まで出せないだけです。海を渡って見に行かなければいけない芸術が、身近にみられる技術があるのだから是非是非これからも公開を続けてほしい。

本当は生の舞台を見たいのだけどね。

日本国内のそういう舞台も公開されるといいな。

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