1 最後のDLCまで日本語化されました。
ようやく日本語版が出ました。キングダムカムの最終DLC「ある女の運命」です。
DLCコンテンツの中では一番高い値段ですが、その価値はあると思います。宝探しと集団戦闘を合わせたよりもストーリの分量があって、なおかつ犬使いのパークプラス「犬」。もう、これです。犬だよ、犬。人類最初の友達であるお犬様です。
マット最高。もう犬がいないキングダムカムなど考えられません。ゲームバランスが変わってしまうほど犬は有能です。犬さえいれば、スカリッツに通わなくても金をガンガン稼ぐことができます。密猟して、肉を売りまくるぞ。
2 犬は最高のチートアイテムかもしれません
犬使いのスキルはとても上げやすいスキルです。一緒に連れ歩いて、ことあるごとに褒めて、肉をあげればあっという間に上がります。肉は狩りのついでに一切れご褒美をあげればいいのです。戦闘系スキルよりもずっと上がりやすいのではないでしょうか。
そして、犬つかいでとれるパーク、「狩れ」は犬に狩りをさせるだけでなぜかヘンリー君の狩りスキルも上がっていくという神パークです。
さすがにイノシシや赤鹿は厳しいですが、ウサギは犬のほうが人間より成功率高いです。ほぼ100パーセント取ってきます。涙目でウサギ狩りをしなければならなかった序盤が格段に楽になります。「残り香」で宿屋の主人を恨みながら、山をさまようことがなくなるのです。マット、外見は間抜けそうだけど有能です。
これで狩りスキルを上げて、無限復活の羊さんと一緒に弓スキルを上げれば、狩人ヘンリーの出来上がりです。タルムバーグの狩人職につくと、密猟を摘発されることもなくなるので堂々と肉を売りまくることができます。
狩りだけではなく、悪い人が現れたら警告してくれたり、一緒に戦ってくれたり、まさに心の友です。カポン君よりも役に立ちます。
ただ、一つ注意しないといけないのは戦闘です。敵を一緒に攻撃してくれるのはいいのですが、複数敵と戦うと高確率でやられます。敵の数が多いから逃げるぞ、と走り抜ける場合でも、マットは敵を攻撃していたりします。犬を犠牲にして、自分は逃げきるなどというシチュエーションもでてきます。犬は不死身なのでいずれ復活するのですが、ちょっと罪悪感が。
いいことづくめのこのパーク、どうして、本篇で入れなかったのかな? 開発が間に合わなかった?
3 シナリオもボリューム満点です。もはや外伝。
そして、追加になったシナリオ2編。テレサ編とヨハンカ編が加わっています。
テレサ編はスカリッツ襲撃前後の出来事をテレサちゃん視点で、ヨハンカ編はササウに逃げたヨハンカちゃんとその周辺の物語をヘンリー君視点で体験します。
どちらもボリュームがあります。メインシナリオ二話分くらいそれぞれ分量があるのではないでしょうか。
前に発売されたカポン君シナリオのようなコメディタッチではなくド直球でシリアスです。
テレサちゃん編はスカリッツがボロボロになる話ですし、ヨハンカちゃん編はエンディングが三種類もあるこれだけでおなか一杯になれるシナリオです。ちゃんと、ハッピー?、グッド?、バッド!!と三種類取り揃えられています。ヘンリー君の選択次第では、悲惨なバッドに一直線です。もちろん、ハッピーを目指したよ。バッドエンディングはyoutubeでみれば十分だよ。
英語版でも一応終わらせたシナリオなのですが、日本語になるともっと感情移入できました。素晴らしい訳をしてくれた翻訳家や声優の皆さん、ありがとう。細かい理解はやはり母国語ですね。結末はあらかじめわかっている話なのですけれど、やはり泣けます。
それから、当時の空気をフレーバーで感じられるところもいいですね。前にやったゲームが問題を正面に押し出してきたシナリオだったので、このくらいさらりと当時の女性であることを描いてくれていることが上品に感じられました。女性であるがために、力がないとか、現代からすれば差別といわれることが平気で行われていたのだと身に染みるイベントがたくさんでてきます。
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