1 修道院に入る前の一連のクエスト
引き続き、メインのクエストです。
前回贋金づくりを捕まえたヘンリー君。もっと大きな陰謀があることを知ります。どうも大きな集団が動いているようなのです。
彼らのたくらみを見抜くために潜入捜査をすることになります。
とりあえず、ササウで聞き込みだ。宿屋の主人とか、執行官とか。その中で三人の名前が上がります。墓堀人と、粉屋のサイモンと、革職人です。
結論から言うと、墓堀人とサイモンはよくわからなかった。墓堀人はろうそくの減りが早いという話しかしないし、サイモンはお前は信頼できないと相手にしてくれない。そういえば、前に何かを盗んで来いというクエストを受けていたような気がする。基本的に盗みクエストはすべてスルーしています。
2 革商人ルート? 拳闘クラブとリクルーター
革職人は、怪しげな連中が騒いでいてうるさいとヘンリー君に訴えます。時間になっていってみるとどこぞの町にもいた拳闘クラブの面々が。ヘンリー君、革職人の仲裁をするために何人もののあれくれものと戦うことになります。うーん、素手はあまり強くないんだよね。
心配することはありませんでした。結構あっさり勝てたよ。よかった。
そうしたら、元締めが夜中の教会に行くと、すごい仕事を紹介してくれるみたいな話をします。この人たちはリクルーターだったのか。
不気味なムービー付きで、悪の組織の人たちが現れます。
仲間になりたかったらお仕事してね。お仕事の内容は、暗殺……
どこが簡単な仕事やねん。それも修道院の中の人を殺せ、などというのです。
潜入捜査しようとしたら、潜入捜査させられた。みたいなわけわからん展開になっています。
無理や、そんなの無理……とは言わないところがヘンリー君。
修道院の中での潜入捜査に行くことに。といっても、あそこは普通の人は入れてくれないんだよね。
3 身代わり大作戦
で、身代わりを探しているとちょうどいいことに(シナリオ的には)いろいろとやらかしてしまって修道院に送られそうになっている坊ちゃまを発見。
彼と取引をして、身代わりとして修道院に入ることにします。
坊ちゃまにぴったりついた護衛を巻くために口先三寸を使って、許可証や金は例のごとく夜中にこっそりとロックピックです。
なんだか、このゲーム、こんなことばかりです。ロックピック必須なんて、なんて教育的なゲームなんでしょう。そこがいいのだけれど。
4 修道院生活がスタートします。
というわけで修道院に潜入です。でも、修道院に入る前に全部取り上げられちゃうよ。ロックピックもセーブ薬もありません。これ、結構厳しくない?
修道院の中は素晴らしいです。中世好きにはたまりません。細かいところまでよくできている。いろいろ案内されますが、庭にはハーブも生えていて、錬金台もある模様。よかった。これで、セーブなしで活動するという難易度の高いゲームが避けられます。
この環境の中で、暗殺対象のパイオスを探さなければいけません。対象は4人の修練士。アントニウス、シスキン、ルーカスの4人。黒い服を着ている修道士たちの中で白い服を着ているのですぐに見分けがつきます。
修道院舞台の捜査というと思い出すのは、やはり「薔薇の名前」です。
5 薔薇の名前
ウンベルト・エコーの超うんちくがつまった修道院の殺人事件捜査物語で映画もされています。知識量には圧倒されるばかりでついていけないけれど、修道院内の権力争いから、写本のうんちく、異端審問や魔女狩りなどフレーバーを感じるだけでうっとり中世ものです。
手持ちの本で調べてみると、「薔薇の名前」の時代は1300年代前半で、ヘンリー君の時代は1403年。少し開きはあるけれど、ベネディクト会の修道院が舞台というところはかぶっている。
内情が腐っているところも、写本室や図書館が重要な場所であることも、キングダムカムに似ていると思います。もっと露骨にうんちくの嵐ですが。(ただ骨格は至極まともな殺人事件ものです)
ちょっと、修道院生活もしてみたいかな。なんて思ってしまいます。(少しだけです、少しだけ)それをかなえてくれるとはさすがは中世生活シュミレーターのキングダムカム。そのあたりの楽しい舞台はしっかりと押さえてあります。
ちょっと長いけれど、おすすめの本です。
映画のほうが、とっつきがいいかもしれない。かっこいいオジサマ修道士が活躍するいい話だったような記憶があります。
憧れの??修道院生活。ちょっと楽しそうだと思っていたのですが。
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